アパホテルの客室に南京大虐殺を否定する書籍が置いてあったとして、中国ではこれに敏感に反応。SNSで大炎上しています。
問題となった本とは一体どんな内容だったのか。
またアパホテルはその著書を撤去しない方針ですが、これに対するネットの反応、中国の反応をまとめました。
アパホテル客室の書籍とは何?
アパホテル客室に設置してあったという、今回問題となった本は、
「誇れる祖国 日本復活への提言IV 本当の日本の歴史『理論近現代史学II』」
アパグループ代表・元谷外志雄氏による著書で、 月刊誌「アップルタウン」にて発表し続けてきた社会時評エッセイ。
この本の内容が、南京大虐殺を否定するものだと、中国で批判されているらしいのです。
元谷外志雄氏は、藤誠志というペンネームで、他にも同じような国家に関する本をいくつか出版しています。
1993年に出版された「異端児の哲学 快刀乱麻―自らの世界観で時代を駆け抜ける男」という本は、元谷外志雄氏のビジネスマンとしての成功哲学中心の内容で、私は興味る分野です。
しかしその後出版された本は、国家論色が強くなり、個人的にはちょっと手にするのをためらってしまうのですが。
アパグループ代表である元谷外志雄氏が書いたゆえに、客室に設置されていたのでしょうが、ビジネスと思想を強く結びつけているホテルであることは間違いなさそうです。
中国の反応は?SNS大炎上!動画まで作成
アパホテルの客室にあった書籍が、南京大虐殺を否定する内容であれば、これに中国が反応しないわけがありません。
中国のSNS微博(ウェイボー)を見てみると、アパホテルは大炎上中です。
「あまりにも恥知らずな本」
「アパホテルは不快な本を指示してる」
「歴史を尊重し、正義を守り、日本の軍国主義が復活しないよう、アパホテルに対して断固拒否!」
「アパホテル、ボイコット!アパホテル営業に終止符を」
「日本への旅行でアパホテルを利用し、そこでお金を使うということは、彼らの政治スタンスを促進させることになります。
誰もが前向きに事実を認識すべきです。」
なんと動画まで作られています。
ここまで来ると、すごい、と思ってしまいます。世界に発信しているのか、英語であるところも抜け目ありません。
アパホテル、本は撤去しない!ネットの反応は?
中国でどんなに炎上していても、アパホテルはこの本を撤去しないと発表しています。
違う立場の人が、元谷外志雄氏の書籍を批判したからといって、いちいち反応して撤去なんてしない。
この断固たる態度に、ネットでは「アパホテル強いな」と感心する声が。
そしてどうやらこの書籍問題があっても、予約状況は変わらないようで、アパホテルとしてのビジネスや経営に問題は無いということです。
中国も含め、外国から少しでも批判されると変更してしまう日本のビジネスや政治を見てきて、アパホテルのように絶対方針は変えないという強い態度に、日本人としては、「ガンバレ!」と思うのかしれません。
しかし歴史上の問題がからんでいるとすれば、そう簡単な問題でもないような気もします。
最後に
今回のアパホテル書籍騒動で、私が一番驚いたのは、ホテルに設置してある本なんて、読む人いるの!?ということでした。
私はアパホテルに宿泊したことはありませんが、どんなホテル・旅館に泊まっても、多分置いてあるだろう本なんか、興味無いです・・・。
ところでアパホテルというと、1月12日発売の週刊新潮が、袴田吉彦さんの不倫を報じた際、袴田吉彦さんはアパホテルの会員で、ヘビーユーザーであることが発覚しました。
「袴田吉彦不倫アパホテル[画像]格安料金?会員カードでポイント10倍」
「青山真麻[画像]袴田吉彦の不倫相手!新潮とtwitter暴露は炎上商法?」
立て続けにアパホテルが話題になって、アパグループにとってはいいのか悪いのか。
以上、アパホテル、本は撤去しない!中国の反応は?という話題でした。