神奈川県大磯町の大磯中学校と国府中学校で、2016年1月から始まった中学校給食ですが、不味くて、しかも見た目も悪くて、大量の食べ残しとなっている、という悲惨な現状が報告されています。
画像でその中学校の給食を見ると、確かに美味しくなさそうです。
今回は、その美味しくなさそうな給食画像と共に、何でこんなに大量食べ残しに至ったのか、その理由をまとめました。
こんなに食べ残されている!
私が中学生から高校生のときは食べ盛りで、食パン一斤まるごと一食分の昼食でした。夕食を食べ終えてからも、その後パンケーキ。夜食はお茶漬け。
今では信じられませんが、よく食べていました。一番信じられないのは、あんなに食べていたのに、たいして太らなかったことですが。
まあとにかく食べ盛りであろう中学生。
そんな中学生にとって昼食は学校生活の楽しみの一つですよね。
それなのに、神奈川県大磯町の中学校では、給食が大量に食べ残されているんです!
どれだけ食べ残されているかというと、残食率が全国平均で6.9%に対して、神奈川県大磯町の中学校では平均26%!多いときでなんと55%になるそうで、全国平均のおよそ8倍ですから、驚きです。
7月のある日、中学2年生31人のクラスでは、給食を完食したのはたった1人。ほとんど手をつけずにいた生徒もいたとか。
画像からお分かりいただけるように、ほとんど残されているのが確認できます。
なぜ大量の食べ残し?
それにしても、給食の残食率が全国平均の約8倍になるほど、なぜ大磯中学校と国府中学校ではこんなに食べ残されているんでしょうか。
理由は主に、
□ 味が不味い
□ 見た目が悪い
この2つに集約されますよね。
食べ残し理由1: 不味い
要するに給食が美味しくないんです。不味い。
これはよくありませんよね。
そしてなぜ不味いのか。味付けが悪いというより、味が薄いんだそうです。学校給食ですから、ちゃんと栄養士が中学生の栄養面を考えたメニューなんでしょうし、厚生労働省などが示しているガイドラインに沿っているものなんでしょうけど、とにかくそれって、塩分が抑えてあって、健康的ではあります。
しかし健康的であるということと、美味しいかどうかは別物。
しかもそんなにまだ自分の健康について深く考えることのないであろう中学生にとって、味が薄い料理のありがたみなんて分からないでしょう。味付けの濃い食べ物に慣れて育っていれば、尚のこと、薄味の健康的な給食が、美味しいと感じるわけがありません。
私の親のように、高血圧の人には素晴らしい食事ですが。
そして味付けが薄い料理って、そんなに食も進みません。
ダイエットには良さそうですが。
しかも中学校で給食を作っているわけではなく、地元の業者に頼んで中学校へ運んでもらうデリバリー式なので、生徒たちが食べるときにはおかずは冷えているそう。
冷えてしまったら不味くて食べられたものじゃないおかずって、ありますよね。
結果、中学生が大量に食べ残しても、おかしくありません。
食べ残し理由2: 見た目が悪い
料理において、見た目って、とても重要ですよね。
主婦の方ならご理解いただけるかと思いますが、見た目が悪いおかずって、誰も食べてくれないんです。
夫や子供が、こちらの苦労も知らずに平気で「これ、不味そうだな」と言って、見た目で判断する。ムカつく。
でも後から冷静になって考えると、確かに不味そうだよな、食べてくれなかったのも仕方ないか、と反省。
料理の見た目って、食べてもらえるかもらえないかを左右する、大事な要素です。
神奈川県大磯町の中学校の給食画像を見ると、全部同じ色のおかずで、とても中学生の興味をそそるものではありませんよね。
給食の見た目も悪いけりゃ、味も悪いというダブルパンチ。救いようがなく、大量に残されてしまうという悲惨な結果になってしまったのです。
最後に
中学生が給食を大量に残すなんて!と、私も最初は衝撃を受けました。
食べ盛りの中学生が食事を大量に残すなんて、よほど悲惨な給食なんでしょうね。お腹が満たされないまま、午後の授業や部活動をするのは、お気の毒です。
給食は一日3度の食事の一食を担う、大事なものです。
生徒たちが美味しいと食べてくれる給食になることを願います。
以上、神奈川県大磯町の大磯中学校と国府中学校の給食が悲惨、不味くて大量食べ残し、という話題でした。