7月22日の「金曜ロードSHOW」では、細田守監督の「バケモノの子」が放送されます。
昨年夏の大ヒット映画らしく、「バケモノの子」の声優陣はとっても豪華ですが、演技がヒドいという評判です。
何がどうヒドいのか、詳細をまとめました。
豪華タレント声優一覧
本職が声優でない、有名タレントを多く起用した「バケモノの子」。
ミスチルの「Starting Over」が主題歌になり、話題性は抜群でした。
結果的には、日テレ全面バックアップのもと、昨年の夏の映画では最高興行収入、観客動員数が約459万人を記録したわけです。
スペインのセバスチャン国際映画祭のコンペ部門に選出されたり、49の国と地域で配給されたりと、海外でも成功を収めました。
ですからビジネスとしては大成功だった「バケモノの子」ですが、映画とかアニメという作品としては厳しい評価を得たようで、やはりその主な理由は、声優のミスキャスティングにあるようです。
以下、豪華な声優陣一覧です。
九太(きゅうた)幼少期: 宮崎あおい
九太(きゅうた)青年期: 染谷将太
楓(かえで): 広瀬すず
多々良(たたら): 大泉洋
百秋坊(ひゃくしゅうぼう): リリー・フランキー
宗師(そうし): 津川雅彦
猪王山(いおうぜん): 山路和弘
一郎彦(いちろうひこ)幼年期: 黒木華
一郎彦(いちろうひこ)青年期: 宮野真守
二郎丸(じろうまる)幼少期: 大野百花
二郎丸(じろうまる)青年期: 山口勝平
チコ: 諸星すみれ
九太の父: 長塚圭史
九太の母: 麻生久美子
賢者: 中村正、沼田爆、草村礼子、近石真介
アナウンサー: 桝太一(日本テレビアナウンサー)
TV経済ニュース: 郡司恭子(日本テレビアナウンサー)
役所の職員: 小栗旬
個人的には、宮野真守さんのファンなので、青年期の一郎彦に注目していました。
宮野真守さんはちゃんとした声優さんです。
しかし「バケモノの子」の声優のほとんどが有名タレントで構成されているのが分かります。
で、何が問題化というと、声優たちの演技が下手でひどいということなのです。
俳優なのに演技が下手?
細田守監督は「バケモノの子」で、俳優を多く起用した理由を
「技術でお芝居をするのではなく、存在感、人間性などで
表現してもらえる方を求めた時にそういう
キャスティングになるんです」
と話しています。
そもそもこれが冒険過ぎたというか、無謀だったのかもしれません。
調べてみると、九太の青年期を演じた染谷将太と楓役の広瀬すずに意見が集中しているようですね。
個人的には多くの人がこの二人の演技について評価をくだすのが、よく分かります。
染谷将太の演技が下手とか広瀬すずが棒読みだった、の前に、映像無しにこの二人の声だけ聴いていると、とても高校生という役には思えません。
話し方というか、声優としての技術的な面というか、そういったものが欠けていて、「バケモノの子」を観ていてもこの二人に感情移入しにくいです。
有名タレントをアニメや洋画の吹き替えの声優として起用すると、演技が下手なのか上手いのかという論議はよく起こります。
もちろん好みは人それぞれなので、色々な意見があるでしょうが、全体的に「バケモノの子」の声優の演技に対する評価は低かったように思えます。
アクセント的にタレントや俳優を起用する程度にしておけば、ここまで評価が低くなることはなかったかもしれません。
それでも、役所広司、大泉洋、津川雅彦、リリー・フランキーなどのベテラン勢は、評価が高かったようです。
最後に
「バケモノの子」がこの時期に「金曜ロードSHOW」で放送されることについて、細田守監督は、
「夏のアニメ映画の王道を作りたかったので、夏にテレビ放送されることがうれしい」
と話しています。
「バケモノの子」が夏のアニメ映画の王道になるのかどうか、真価は今夜問われるかもしれません。
以上、「バケモノの子」の声優陣がとっても豪華、でも演技は下手でひどい?という話題でした。