「大改造!!劇的ビフォーアフター」の番組で、追加工事費未払いを理由に東海市の建設会社が朝日放送などを名古屋地裁に提訴するというニュースで、問題となった岐阜県の家は、どんな家屋だったのでしょう。
「大改造!!劇的ビフォーアフター」で登場したその岐阜県の家屋の画像と動画を見ると、劇的チェンジに驚きです。
築53年の元喫茶店
2014年7月27日に放送された「大改造!!劇的ビフォーアフター」では、岐阜県にある築53年、建坪20坪、鉄筋コンクリート造の2階建てで、元喫茶店が登場。
11年前に喫茶店は閉め、現在は隆夫さん夫婦2人で暮らしていましたが、次男夫婦が赤ちゃんを生まれるのを機に同居することとなり、リフォームを決めたとか。
店は閉めても内装はそのままなので、リビングとして使っている一階は喫茶店だった当時のまま。
つまり土足。
しかし孫が生まれれば床をハイハイするので、この土足の状態では不潔です。
築53年の家屋を2世帯住居にするために、「大改造!!劇的ビフォーアフター」に応募したのでした。
さすが古い建物だけあって、
外壁には亀裂
お風呂場の窓のガラスはすりガラスで中が見える
階段が急で危険
2階は西陽が入り、断熱材も使われていないので、夏は熱く、冬は寒い
アフター
さすがに思い出のある喫茶店が改築のために解体されるのは、見ていると人ごとながら、当事者の夫婦の気持ちになってしまい、ちょっと胸がいっぱいになりました。
改築中に次男の子供がうまれ、新しい家が出来上がるのが待ち通しいです。
解体すると建築上の問題がいくつも出てきましたが、それでもリフォームされた家は、桧やタノ材が使われ、赤ちゃんがハイハイしても害はないし、むしろ触ると気持ちいいそうです。
ちゃんと断熱も施され、夏と冬と快適に過ごせるようになっています。
↓ ↓ ↓
その驚くべきビフォーアフターの動画は、こちら。
1:10:00頃から、アフターを見ることができます。
車庫付きで、落ち着きのある壁の色ですね。
これでおじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、孫、と家族5人の生活がスタートです。
問題の追加工事費
このリフォームを請け負った東海市の建築会社によると、リフォーム代は、元々2200万円の予定だったそうですが、追加工事が発生し、全部で5千万円に膨らんだのだとか。
番組を見ていると、どうしてそんなにかかってしまったのか、2200万円が妥当のような気がするのです。
どこにそんなに追加工事が必要になったのか、「大改造!!劇的ビフォーアフター」を見ているだけでは分かりませんでした。
朝日放送は、
「追加工事の多くは建設会社の現場管理に問題があったためで、金額の根拠にはきわめて多くの疑義がある。請求の法的根拠は明らかにされていない」
と主張しています。
もし本当に建築会社に問題があって、結局5千万円もかかったのなら、この会社の信用はガタ落ちでしょう。
裁判の結果次第で、この建築会社の会社としての社運が左右されると言っても過言ではないと思います。
最後に
リフォームや建築って、どこに発注するかとても慎重になります。
信用できる建築会社を探すのは一苦労ですから。
ですから、この東海市の建築会社の社運をかけた裁判になると思います。
以上、「大改造!!劇的ビフォーアフター」で追加工費未払いの問題となっている、岐阜県の築53年の家屋の画像と動画についてでした。