全日本フィギュアスケート選手権2016が12月22日から大阪の東和薬品ラクタブドームで始まり、ショートの滑走順が決まりました。
羽生結弦選手がインフルエンザで欠場することになり、優勝は誰に?
女子は浅田真央選手が出場。今季最後の試合となるのか、それとも復活するのか。
国内最高峰の大会である、全日本フィギュアスケート選手権2016の試合日程、テレビ放送、ショート滑走順、出場選手一覧を紹介すると共に、結果予想もまとめました。
全日本フィギュアスケート選手権2016試合日程
【12月22日(木)】
午後8時〜8時35分 ショートダンス
午後8時50分〜 ジュニアペアショート
午後9時5分〜 ペアショート
【12月23日(金)】
午後3時5分〜 フリーダンス
午後4時5分〜 ジュニアペアフリー
午後4時25分〜 ペアフリー
午後5時25分〜 男子ショート
【12月24日(土)】
午後2時45分〜 女子ショート → 結果
午後6時55分〜 男子フリー
【12月25日(日)】
午後4時5分〜 女子フリー
出場選手一覧とショートの滑走順
22日にショートの滑走順の抽選会が行われました。
以下は出場選手一覧およびショートの滑走順です。
【男子シングル】
1 小 田 尚 輝 倉敷芸術科学大学
2 時 國 隼 輔 同志社大学
3 友 野 一 希 浪速中・高スケート部
4 中 野 紘 輔 福岡大学
5 渡 邊 純 也 関西学院大学
6 木 科 雄 登 金光学園
7 壷 井 達 也 邦和スポーツランド
8 中 村 智 長野市スケート協会
9 笹 原 景一朗 同志社大学
10 山 田 耕 新 SMBC
11 鈴 木 元 気 学習院大学
12 須 本 光 希 浪速中・高スケート部
13 三 宅 星 南 岡山FSC
14 島 田 高志郎 就実学園
15 鎌 田 英 嗣 明治大学
16 鎌 田 詩 温 明治大学
17 本 田 宏 樹 日本大学
18 川 原 星 福岡大学
19 鈴 木 潤 北海道大学
20 宇 野 昌 磨 中京大学
21 無 良 崇 人 洋菓子のヒロタ
22 佐 藤 洸 彬 岩手大学
23 吉 野 晃 平 関西大学
24 日 野 龍 樹 中京大学
25 佐 上 凌 明治大学
26 本 田 太 一 関西大学中・高スケート部
27 田 中 刑 事 倉敷芸術科学大学
28 中 野 耀 司 明治大学
29 中 村 優 関西大学
【女子シングル】
1 細 田 采 花 関西大学
2 竹 野 比 奈 福岡大学
3 坂 本 花 織 神戸FSC
4 船 迫 麗 愛 千葉経済大学附属高校
5 笠 掛 梨 乃 ポラリス中部FSC
6 森 下 実 咲 アクアピアスケーティングC
7 大 澤 陽 三沢GOLD F・S・C
8 松 嶋 那 奈 早稲田大学
9 今 井 遥 新潟県連
10 白 岩 優 奈 関西大学KFSC
11 森 千 夏 愛知みずほ大瑞穂高校
12 磯 邉 ひな乃 中京大学
13 上 野 沙 耶 関西大学
14 大 庭 雅 中京大学
15 中 塩 美 悠 広島スケートクラブ
16 小 林 聖 依 秀明英光高校
17 滝 野 莉 子 大阪スケート倶楽部
18 鈴 木 沙 弥 邦和SC
19 本 郷 理 華 邦和スポーツランド
20 宮 原 知 子 関西大学
21 松 田 悠 良 中京大中京高校
22 木 原 万莉子 同志社大学
23 樋 口 新 葉 日本橋女学館
24 村 上 佳菜子 中京大学
25 三 原 舞 依 神戸PFSC
26 新田谷 凜 中京大学
27 本 田 真 凜 関西大学中・高スケート部
28 永 井 優 香 駒場学園高校
29 廣 谷 帆 香 八工大一高
30 浅 田 真 央 中京大学
【ペア】
小 野 眞 琳(ひょうご西宮FSC)
ウェスリー・キリンク(カナダ)
須 崎 海 羽(木下グループ)
木 原 龍 一(木下グループ)
須 藤 澄 玲(神奈川FSC)
フランシス・ブードロ・オデ(カナダ)
髙 橋 成 美(木下グループ)
柴 田 嶺(木下グループ)
【ジュニアペア】
三 浦 璃 来(大阪スケート倶楽部)
市 橋 翔 哉(関西大学)
【アイスダンス】
小松原 美 里(倉敷FSC)
ティモシー コレト(アメリカ)
高 橋 ニコル(Dream FC)
奥 田 聡 彦(関西スケーティングC)
平 井 絵 己(大阪スケート倶楽部)
マリオン デ・ラ・アソンション(フランス)
村 元 哉 中(木下グループ)
リード クリス(木下グループ)
森 衣 吹(名東FSC)
鈴 木 健太郎(パピオフィギュアクラブ)
テレビ放送
フジ系が独占放送するようですね。
特にBSフジでは、男子フリーと女子フリーは、全選手を放送するとのことで、ハイライトでは見られない、様々な選手の滑りを見ることができます。テレビ画面の前にいながら、まるで試合会場にいるかのようですね。
12月23日(金)午後6時30分~9時24分「男子ショートプログラム」
12月24日(土)午前3時~4時「アイスダンス/ペア」
12月24日(土)午前11時20分~11時45分「女子開幕&男子決着!直前SP」
12月24日(土)午後6時30分~11時10分「女子ショートプログラム/男子フリー」
12月25日(日)午後7時~9時30分「女子フリー」
12月30日(金)午前11時~11時55分「男子ショートプログラム ハイライト」
12月30日(金)昼12時~午後3時55分「男子フリー」※全選手放送
12月31日(土)午前11時~11時55分「女子ショートプログラム ハイライト」
12月31日(土)昼12時~午後3時55分「女子フリー」※全選手放送
12月26日(月)昼12時~午後2時「男子ショートプログラム」
12月27日(火)昼12時~午後2時「女子ショートプログラム」
12月28日(水)昼12時~午後2時「男子フリー」
12月29日(木)午前11時30分~午後2時「女子フリー・ペア・アイスダンス」
真央ちゃん復活なるか?展望と結果予想
男子シングルは、本命だった羽生結弦選手がインフルエンザで欠場することになり、グランプリファイナルで3位だった宇野昌磨選手が、全日本選手権で初優勝の可能性が大ですね。よほどの波乱が無い限り、宇野昌磨選手の優勝で間違いないでしょう。宇野昌磨選手はグランプリシリーズでも2勝し、早々とグランプリファイナルを決めました。4回転フリップを習得し、より高い得点を出せるようになったこと、そしていつも魅せてくれるあの表現力。全日本優勝大手ですね。
NHK杯で3位になった田中刑事選手も注目です。表現力に磨きがかかって、以前よりずっと大人の演技に、思わず見とれます。この全日本フィギュアスケート選手権で2位以内なれば、来年の世界選手権代表に選ばれる可能性もあります。
無良崇人選手も、表彰台を狙える実力のある選手ですが、今季はジャンプが安定していないように見えます。得意のトリプルアクセルは健在ですが。表現力が鍵で、もう少し一皮剥けた大人の表現が出きるようになると、縁起構成点が出ると思います。
さて女子シングルは、何といっても浅田真央選手がどこまで賦活できるかでしょう。今季のグランプリシリーズではパッとしませんでした。すっかり自信を無くしているようですが、やはり膝や腰の負傷は大きく演技に響いているのでしょうね。
しかし全日本選手権での公式練習では、浅田真央選手は調子は良さそうで、プログラムに3回転半ジャンプを入れるかもしれないと話していました。
浅田真央選手にとってこの全日本選手権は、11月11日に行われたフランス大会以来の試合です。その間1ヶ月以上あったわけで、どれだけ立て直すことができたかが鍵ですね。ショート最終滑走者として滑る浅田真央選手に、大注目です。
女子は他にも有力な選手は大勢いて、やはり昨年の全日本女王でグランプリファイナル2位だった宮原知子選手が一番の優勝候補でしょう。
宮原知子選手は、グランプリファイナルで、ロシアのエフゲニア・メドベージェワ選手にこそ敗れましたが、今季好調のアンナ・ポゴリラヤ選手に勝ったことは、大きな自信になったことと思います。グランプリファイナルの勢いそのままで挑めば、まず優勝は間違いないかと思います。
樋口新葉選手も注目株の筆頭です。
今シーズンからシニアデビューした樋口新葉選手。初めてのシニアグランプリとなったフランス大会では3位になり、世界にその実力を示しました。シニア参戦にあたり、表現力を増すことに中力したということで、表情や手の使い方など、昨シーズンよりずっと演技に深みが増しました。やはりシニアで戦うには、高い表現力は必要です。ジャンプだけで得点を稼ぐには限界があります。
今季一番勢いある選手といえば、三原舞依選手です。三原舞依選手も今季シニアデビューです。アメリカ大会でいきなり3位になりました。しかしまだ演技はジュニアレベル。ジャンプなどの技術面で得点を稼いでいるのが実状です。でもこういう勢いある若い選手、怖いもの知らずで、こういった選手が以外に上位に食い込むことはよくありますよね。
グランプリシリーズではあまり目立つことのなかった本郷理華選手。演技そのものよりも、衣装違反をとられたことで注目を浴びました。全日本選手権ではどこまで調子を上げてくるでしょうかね。
さて、外せないのがジュニア勢です。今の日本のジュニアには坂本花織選手、本田真凜選手、白岩優奈選手など、実力のある選手が大勢います。トリプルアクセルで世界をわかせた紀平梨花選手は、先に行われた全日本ジュニアでは11位という結果で、全日本選手権には進めませんでした。ジュニア勢にとっては、この全日本選手権の結果は、来年行われる世界ジュニア選手権代表選考に影響します。全日本選手権で、お姉さんたちに混じり、しっかり結果を残したいところですね。
ジュニアグランプリシリーズではいまひとつの成績でしたが、全日本ジュニア選手権では調子を上げてきた白岩優奈選手。昨年のジュニアグランプリが良かっただけに、今季は残念でしたが、まだ世界ジュニア選手権という大きな大会へ出場できるチャンスは残されています。
昨シーズンが良すぎて、逆にそれがプレッシャーになっているという本田真凜選手。ここが正念場でしょうか。これからのフィギュア人生を考えれば、プレッシャーをどう乗り越えるか、こんなに若いうちに経験できてラッキーだと思います。精神的に辛い時期を乗り越えれば、その後は演技にもその経験が活かされて、強い選手へと成長することでしょう。
最後に
来年の4大陸大会、世界選手権、そして世界ジュニア選手権代表選考会でもある全日本フィギュアスケート選手権。どういうドラマが待っているのでしょうね。
以上、全日本フィギュアスケート選手権2016、試合日程、出場選手一覧、ショート滑走順、テレビ放送日程、および結果予想でした。