藤原紀香が片岡愛之助と結婚したことで、梨園の妻になった今、次なる注目はやはりお世継ぎ問題であろう。藤原紀香は44歳。もし妊娠すれば高齢出産になり、それなりのリスクも伴う。しかし厳しい掟の多い歌舞伎界に嫁いだからには、避けられない問題だ。二人がどのように考えているのか、また梨園の妻の掟とお世継ぎ問題について、まとめてみた。
二人ともとっても自然体
藤原紀香がラッキーだったのは、片岡愛之助が片岡秀太郎の養子であったことだ。つまり歌舞伎界に生まれてきたわけではない。そういった意味で、”血筋”や”家系”という点からは、この二人は解放されているいるのだ。そして先日の記者会見でも、子供は神様からの授かり物と言っているように、子供は欲しいが体外受精とかではなくあくまでも自然で。子供ができたらそれはそれで素晴らしいし、できなかったらその時はその時という考えのようである。片岡愛之助も20歳の頃に養子になったことを機に六代目片岡愛之助を襲名したことから、子供ができなければ養子という選択に対して寛大である。
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藤原紀香自身は女性としてやはり子供が欲しいようではあるが、すぐに妊娠したとしても出産する頃には、45歳か46歳である。高齢出産は免れない。しかし40代の妊娠出産は、以前ほど珍しいことではなくなったのではないだろうか。ハリウッド女優のハル・ベリーが47歳、マドンナも40歳。なので45歳でも十分行ける可能性はある。個人的には藤原紀香に、妊娠出産を願う同世代の女性達の希望の星になってほしいと願う。
梨園の妻の絶対使命
伝統があるところはやはり厳しい掟がある。梨園の妻の一番のお努めは、何といってもお世継ぎを産み育てることであろう。そう、単に子供を産めばいいのではない。男の子を産み、将来りっぱな歌舞伎役者になるように育て上げることである。家系を守り、絶やさないことが大事なのだ。
いつの時代の話?とも思えなくもないが、それが現状だ。
しかし片岡愛之助は、藤原紀香が新しい時代の女性像を作ってきたことに理解を示している。自分自身が養子だった経歴からも、お世継ぎ問題に関しては、特に藤原紀香に強く言うこともないようで、「二人で話し合っていく」と締めくくっている。