飲食人大学という3ヶ月で寿司職人になれるという、申し込みがキャンセル待ち状態がになるほどの人気の学校がある。「マツコ会議」では、そんな寿司学校に通う生徒たちに焦点を当てている。皆それぞれ事情を抱えて夢を叶えるために、この飲食人大学に通っているのだ。
通常なら一人前になるのに何年もかかる寿司職人。しかしこの飲食人大学では、わずか3ヶ月で寿司職人として独り立ちできるように、カリキュラムがみっちり組まれている。その証拠にこの学校の卒業生のお店がわずか11ヶ月で、ミシュランガイドに掲載されたのだ。
さて番組では、この飲食人大学の授業の様子を中継している。
以前は会社で営業をしていた人、日本財団の仕事をしていた人など、実に様々な前職の持ち主で、それぞれの諸事情があるらしい。しかし寿司職人になるという夢を目指して、この学校に入学したのだ。前職を辞めて着ているので、番組で紹介された生徒たちの平均年齢は41.5才である。一番下が29才、上が48才であった。講師の方が、「うちは皆、こんなんばっかりです」と言っていたが、本当に第二の人生を踏もうとしているのだ。
生徒たちは、別に無職でとか、何もすることがなくて、とか、何となくでこの学校に入ったわけではないことに、マツコは驚く。そして実に興味深いことを言うのだ。
40代になって新しいことを始めるのは勇気がいる。でもこの飲食人大学はそういうちょっと年齢のいった人たちが通っている。
それは「いいこと」だと。
本当にそう思う。いいことだと。
いくつになっても、やりたいことはやった方がいいのだ。
再婚して小学生の父親になった生徒は言っている。
食べるために働いていた営業という前職だが、やはり自分の人生を考えて、やりたいことをやろう。
将来子供に誇れる父親になるために。
素晴らしいではないか。頑張ってほしい。
そして最後に。
単に学校の紹介や宣伝で終わっていないところが、この番組のいいところだ。
学校のホームページには載っていない、通う生徒の人生を知って、興味を持った人たちはきっと多いと思う。
今夜の「マツコ会議」では、いいもの見せて貰いました。