昨日のNHK「うたコン」で、ゲストの高橋みなみが、中森明菜の「北ウィング」を歌った。
たかみなの歌唱力が残念で、ただでさえ哀愁漂う「北ウィング」が、更に悲しい曲に聞こえてしまった。
たかみなの歌った「北ウィング」についてレビューしてみた。
中森明菜と高橋みなみの歌唱力の違い
ラビザミステリ〜(ラブイズザミステリー)で始まる「北ウィング」は、中森明菜の代表曲の一つ。
高音の部分もあるし、音の伸びるところ、哀愁のある内容なので強弱や、そして迫力のあるサビ。
肺活量もいるだろうし、大きな声が出て、声も伸びて、音を外さないようにしっかりとって、
要するにとても難しい曲である。
しかし昨日の「うたコン」で高橋みなみは、音は外すし、声は小さいし、全く伸びていないし、
歌詞は間違えるし、散々な結果であった。
観ている方が気の毒に思うほどであった。
中森明菜が歌っているのを何気なく聞いて、いい曲だなくらいにしか思わなかったが、
実は彼女は歌姫と呼ばれるほど、歌唱力は抜群である。
アイドルと呼ばれていた1980年代当時でも、歌手としての実力はあったのだ。
高橋みなみが歌っているのを聞いて、今更ながら中森明菜の実力は凄かったのだなと痛感した。
「北ウィング」という曲の選択ミス
既に述べたが、「北ウィング」という曲はとても難しい曲である。
もちろんそれを難しい曲だと思わせず歌いこなしていた中森明菜は凄いのだが、
歌唱力では残念な高橋みなみが、なぜこの難しい曲を歌うことになったのか
とても不思議に思う。
高橋みなみの実力を考えれば、彼女が「北ウィング」を歌うということは、
誰がどう考えても、無謀な企画ではなかったのではないだろうか。
ソロとしてのたかみなの実力
数ヶ月前にAKBを卒業したばかりの高橋みなみ。ソロアーティストとして新たなスタートを
きったばかりである。
国民的アイドルであるAKBを長い間まとめてきたたかみなだったが、グループで活動すれば、
大変な面もあるが、自分一人ではないので、周りが盛り上げてくれたりなど、
ある意味守られる部分もあったのではないだろうか。
そういう砦のようなものが無くなり、全く一人になった今、アーティストとして
本当の実力を試されるのは、やはりソロになった今、これからである。
歌唱力があれば成功するというほど単純ではないと思うが、昨日の「北ウィング」のようでは
寂しい限りである。
まとめ
高橋みなみが歌った「北ウィング」について、歌唱力、曲の選択、
そして彼女のアーティストとしての実力、という点からレビューしてみた。
個人的には、あんなに大勢の人数をまとめてきて、華々しい表の面だけでなく、
苦労したこともたくさんあっただろう、たかみなには、今後の活躍を期待している。
*高橋みなみが金スマで語ったAKB時代の秘話「嫌われる勇気を持ちなさい! 金スマかつてない大名言」もお勧め!