社会・経済

【熊本地震】初投入のオスプレイとは一体何者?

熊本地震の被災者支援のため、遂にあのオスプレイが熊本へ飛ぶことが決定しました。
日本の災害支援にこの米海兵隊の新型輸送機が参加するのは初めてのことです。オスプレイが作業を開始するのは18日以降になりそうで、沖縄の普天間飛行場にある4機が、熊本県内の被災地に物資を運ぶ計画です。

さてこのオスプレイ、一体どんな航空機なのでしょうか。調べてみました。

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去年5月にハワイで着陸失敗

オスプレイがその名を知られることになったのは、不運にもハワイでの着陸失敗の事故が引き金でした。ハワイ州・オアフ島で訓練中に着陸に失敗して、乗組員1人が死亡し、21人が怪我で病院へ運ばれたのです。
元々オスプレイの安全性について疑問視する声もあり、沖縄に配備することにも根強い反対がありました。というのも、このハワイでの事故だけでなく、オスプレイは開発段階から事故が相次いでいたからです。米軍は最近は事故が少なくなってきたと、安全性を強調していましたが。

オスプレイ、縦になる

オスプレイの最大の特徴は、あのプロベラにあります。プロベラの向きを変えることによって、上に向けばヘリコプターのように垂直に離着陸できますし、前に向ければ高速機のように高速で飛ぶことができます。時速は何と520キロで、今までの輸送ヘリと比べると2倍の速さ、航続距離は3900キロとこれまた5倍以上、一度の運べる人数も24人と2倍なのです。

最後に

米軍の普天間飛行場には、このオスプレイMV22が24機配備されています。事故が多かったことから、この配備に対して不安の声が大きかったオスプレイ。今回の熊本地震で、日本の災害支援初投入、つまりデビューです。今までの汚名を挽回し、良い印象を与えるチャンスでもあります。しっかり活躍して、被災者を助けてほしいと思います。
そして、安倍晋三首相が非常災害対策本部会議で強調した、「あらゆる手段を尽くしていく」の言葉に期待をします。

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