「金スマ」では、AKBを卒業するたかみなこと高橋みなみさんの今だから話せるストーリーに、思わず胸が熱くなりました。その中でも、この発言「嫌われる勇気を持ちなさい」は、リーダーとしての高橋みなみの奮闘ぶりを象徴しています。前に進みたいと言って卒業を決心した彼女のこの言葉とその素晴らしいリーダーシップ力を中心に、番組レポします。
高橋みなみは秋元の分身
もともとこの「嫌われる勇気を持ちなさい」は、秋元康の言葉です。彼が発した名言の一つと言っていいくらい、よく知れ渡った言葉です。
この言葉を、高橋は年上であるマネージャーたちにも使っています。スタッフやマネージャーをよく呼び集め、「リハーサルでメンバーが悪いのに、なぜ起こらないのか、嫌われたくないのか」と詰めより、自分の言葉のように秋元の言葉を使い、「嫌われる勇気を持ってください」と説教したそうです。
この言葉は以前、高橋がメンバーをまとめきれなくて悩んでいたとき、秋元から
「嫌われてもいいから、チームのために、AKB48のために、言うべきことを言わなければ」
とメッセージをもらったのだとか。
そんな秋元康の名言については、「他にもある秋元康の名言集「嫌われる勇気を持て」」をご覧下さい。
筋の入ったその言動力
ブレイクしたての頃、下積み時代が長かったせいか、ブレイクしたことでメンバーの中に気の緩みが出てきました。有線放送大賞後の祝賀会では普通出席者全員で参加するところを、高橋が会場に行くと、メンバーのほとんどが帰っていたとか。これまた関係者に詰めより、なぜ彼女らを帰したのか聞くと、彼らは年下の女の子らにある意味気を使いすぎて、ビビっていた状態だったとか。そんな20歳にもなるかならないかの少女たちの言いなりになりになるなと、高橋は一括。高橋に関係者ばビビったことでしょう。
しかし筋が一本入った高橋の言動に、「高橋だけは起こらせるな」とスタッフたちの間では認識されるようになったとか。
マネージャーも
「もうちょっとちゃんとしないとなって、改めて僕らも思う」
と話していました。
こうしたことが重なって、高橋は現場のトップであると誰もが認めるようになります。
「金スマ」では、AKBは秋元と高橋の二人三脚で築いてきたものだと断言しています。
その通りなんでしょうね。一見華やかなアイドルのように見えますが、実はものすごい努力があったんだと思います。
前田淳子はエースですが、高橋はリーダーで、同じ年で同期の二人はそれぞれ期待されることや持つ責任は違ったのでしょうね。
前田もたかみなに叱られたと番組で話しています。
思いやりもある
スキャンダルで悩む指原に優しく声をかけたり、メンバーを守ることも高橋の役目であり、高橋の優しさを示すエピソードです。
そんなリーダーシップを発揮する高橋ですが、幼少時代はおとなしかったんだとか。国民的アイドルのリーダーに将来なるとは、誰も想像しなかったでしょうね。
これでAKB卒業だなんて、とても寂しい気がしますが、前に進みたいと言って決心したたかみなの将来を応援します。がんばれ!