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アニシェアの住居人の本音に思わず共感 ユアタイム

      2016/04/09

「ユアタイム」で市川さんが、アニシェアについてレポートしていて、見入ってしまいました。アニメ好きが集まるアニメシェアハウス、アニシェア。しかしそこは単にアニメが好きで、アニメの情報を共有するためのシェアハウスに止まりません。どんな人たちが住み、どんな生活をして、どんなことを考えているんでしょうか。

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マニアックな挨拶から

アニシェアだけあって、自己紹介からVTRは始まります。

ある女性の自己紹介。
「アニメの入り口は、ハガレン(錬金術師)で、オタクに至ったアニメは、コードギアス」
すると周りからは、あ〜〜という声が。この反応が心地良いようです。理解してもらっているという、実感が沸くのでしょうね。

シンガポールから5年前に来たという女性もいました。好きなアニメは銀魂で、もっと銀魂を理解したいとのこと。

本当に年代も出身地もバラバラな男女8人が暮らしているそうです。

アニシェアの実態

西村茂さんが運営しているこのアニシェアは、東京世田谷区にあり、57坪の古い一戸建ての家です。
1階にはリビングルームがあり、そこに80インチの巨大スクリーンが置いてあります。それがこのアニシェアのシンボルなんだとか。
2階は個人部屋で、ベッドやクーラーなどの家具はついています。敷金は必要なく、家賃は、4畳4.5万円〜7.5畳5.9万円、そして共益費1万円(電気ガス水道代込み)。確かに手頃な家賃です。

アニシェアの住居人

ここの住居人には、親が離婚していたり、コミュニケーションが上手くいっていなかったり、そういう人が多いそう。
心に何かしら悩みを抱えている人が暮らしているわけです。

ある女性が、
「昔は闇だった。今はオタクはちょっとはいい感じ。でも自分の時はダメだった。オタクはきもい、何マンが見てるの?と言われた。」

また住居人の一人、馬場央基(23)は広島出身のシングルマザーの家庭で育った男性です。声優を目差し上京しました。整体院で働きながら、声優養成所に通っています。
彼は小学校のときは、「積極的に人と接するタイプではなく、人に何か言われて傷ついたこともあった。そこでアニメの主人公に憧れ、自分もそうなれたらいいなと強く思った」と言います。
上京の際、このアニシェアを選んだ理由は、まず家賃が安いこと。そして「自分はとても寂しがり屋で、いつも誰かがいて、何気ない話をするだけでも気が紛れる。そうすると、自分は何でここに来たんだろうというと再確認できる」。アニシェアの住居人やアニシェアの環境は、心の支えになっているそうです。

いつも誰かと触れ合っていたい、それはネットの中ではなく、現実の環境の中で。そういう思いが見て取れました。

アニシェアのルール

このアニシェア、ちゃんとルールがあって、「アニシェアマニュアル」によると、
「アニメを通し”てたのしく”・快適に過ごすアニメ好きのシェアハウス」がモットーで、
「不安や寂しさを補い、悩みや進路を相談し、知識や経験を共有し合い、心豊かな暮らしを目指します。」とあります。

さらに、「原則として、ディスらない」とあり、相手の好きなアニメを侮辱してはいけません。これはマニアだからこそ起こることで、アニメの好みがみんな違うんだからとか。
マニアだからこそ、自分の好きなアニメには強いこだわりがあるのです。それを傷つけるようなことを言ってはいけないのです。

アニシェアルールについてのレビューは「アニシェアマニュアルが映し出す住居人の心の悩み」をご覧下さい。

アニシェアまとめ

このアニシェアをリポートした市川さんは、
「私は学校でアニメの話をする人がいなくて、ネットでコミュニティをつくる世代だった。最初アニメのシェアハウスがあると聞いたとき、ネットのコミュニティを3次元でやっているイメージ。ネットでは得られないものがある。」
そして、「アニメとは単なるきっかけで、人との距離を縮めるツールだと言います。悩みを共有できる、現代の町内会。それは家庭と社会の中間点で、人としての学びの場所」と、締めくくっていました。

アニメという共通した興味を通じて、ネット上ではない、現実の人と人との距離の取り方、コミュニケーションの仕方、人間関係の築き方を、学んでいるのでしょうか。
ネット上だけのつながりじゃあ十分じゃなくて、本当は寂しいんでしょうか。シェアハウスは社会の役にこういうふうに立っているんですね。

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