全日本女子バレー古賀紗理那選手は、5月に行われたリオオリンピック世界最終予選では、古賀紗理那選手らしさを見せることなく不調に終わりました。
古賀紗理那選手は、なぜこの大会で不調だったのか、その理由をまとめました。
古賀紗理那の意気込み
全日本女子バレーはリオオリンピックへの切符を手にするために、リオ五輪世界オリンピック世界最終予選に出場しました。
リオ五輪世界オリンピック世界最終予選は5月に行われましたが、その前の月の4月、古賀紗理那選手の出身地である熊本県で、大震災が起こりました。
この大会前に古賀紗理那選手は、メディアのインタビューで、
私が今できることは、被災された皆さんにバレーボールで元気を届けることだと思っているので、しっかりバレーボールで頑張ってる姿を見せたいです
と語っていました。
通っていた熊本信愛女学院高校は熊本城のすぐ近くにあり、体育館2つの内一つが使えなくなったそうです。
そんな熊本の人々を元気づけるために、古賀紗理那選手はリオ五輪世界最終予選で頑張ると、誓ったのでした。
この誓いが返って古賀紗理那選手本人を苦しめたのでは?と思います。
詳細は下記に。
活躍したからこそ
古賀紗理那選手が昨年のワールドカップで大活躍したことは、記憶に新しいですよね。
攻守さまざな面で、あの木村沙織選手を上回りました。
ポジションも木村沙織選手と同じパスヒッターだったことから、「ポスト沙織」と称され、今年のリオオリンピックへ向けて古賀紗理那選手への期待は一気に高まりました。
そしてまだ当時19歳という若さ、愛くるしい笑顔もあって、古賀紗理那選手への注目は上がる一方。
古賀紗理那選手本人も、それをプレッシャーに感じていたと思います。
昨年のワールドカップは、古賀紗理那選手にとってバレー3大大会のデビューであり、ノビノビと若さ溢れるプレーをしていたと思います。
古賀紗理那選手の弾けるような笑顔もたくさん見られました。
注目され、期待されるということは、こうも人を苦しめるのか?と思うほど、古賀紗理那選手は世界の舞台でのプレッシャーを感じていたと思います。
しかもこの大会はリオ五輪へ行くための最後のチャンスです。
なお、プレッシャーがあったと思います。
熊本への誓い
古賀紗理那選手は、被災地であり出身地である熊本の為に、リオ五輪世界最終予選で頑張ると誓いました。
これは本人を余計に追い込んだのではないでしょうか。
大震災のような災害がない状態で、単に故郷の応援してくれる人に向けて頑張ります、と言うことと、わけが違います。
人は尋常でない事態にいるとき、救いを求めてヒーローを探し出し、ヒーローに救いを求め、ヒーローに自分を重ねて、ヒーローが活躍すれば、あたかも自分が活躍しているかのような擬似体験をするのです。
熊本県民の古賀紗理那選手に対する期待は、相当だったと思います。
そのような状況の中で、古賀紗理那選手はあのような誓いを立ててしまった。
それは古賀紗理那選手を奮い立たせるよりも、精神的に追い込ませる結果になったのではないでしょうか。
世界の壁は厚く高い
昨年のワールドカップで古賀紗理那選手が活躍したことにより、各国チームは古賀紗理那選手について相当研究をしたと思います。
ですから、昨年のワールドカップで世界のレベルを知った古賀紗理那選手ですが、今年はしっかり研究された分、もっとその壁が厚く高くなったのではないでしょうか。
リオ五輪世界最終予選では、古賀紗理那選手はサーブで相手チームから狙われていましたもんね。
古賀紗理那選手はまだ若い分、調子の波があると思います。
いい時は、ものすごくいい。でも一旦ダメになると、どんどん悪くなる。
相手チームが古賀紗理那選手を潰しにかかって、その結果古賀紗理那選手が調子が悪くなったら、もう古賀紗理那選手は自力で建て直しが効かないのでしょう。
これは古賀紗理那選手がこれから経験を積んで、克服していくしかないと思います。
最後に
古賀紗理那スマイルが見られず、不調に終わったリオ五輪世界最終予選でした。
しかし全日本女子バレーが、リオオリンピックに出場できるのは良かったです。
以上、古賀紗理那選手がリオ五輪世界最終予選で不調だった原因と理由についてでした。
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