12月14日に行われたサッカークラブワールドカップ準決勝戦、鹿島アントラーズ対南米代表コロンビアのナシオナル・メデジンの試合。
歴史的なビデオ判定の結果、土居のPKで先制すると、結局3-0でナシオナル・メデジンを下し、鹿島アントラーズがクラブW杯において日本勢初の決勝に進出しました。
最初の得点となるPKの原因を作った、西のプレーについての「歴史的なビデオ判定」の動画を紹介します。
初のビデオ判定導入
サッカーでは散々ビデオ判定の導入を巡って議論されてきました。
というのも、ロシアワールドカップのアジア最終予選での初戦。日本のボールは確かに相手チームのゴール内に一瞬入ったのに、それを審判の肉眼では確認できず、ノーゴールとされた苦い経験があります。
テニス、バレー、フィギュアスケートなど、ビデオ判定が導入され、スポーツにおいて大事なフェアさが重視されているのに、サッカーにおいてはビデオ判定導入をめぐって、長い間議論されてきましたが、いまひとつ導入には前向きではなかったように思えます。
確かにテニスなど、長い歴史があるスポーツで、ある意味伝統を重んじる競技だと、ビデオ判定など最新のテクノロジーには頼らず、昔ながらのやり方にこだわる選手や関係者が多いのかもしれません。テニスの有力プレーヤーなど、ビデオ判定導入に反対した選手もいたとか。
しかしもちろん選手のためにこそ、プレーがフェアであるために、ビデオ判定は必要だと思います。そしてビデオ判定がようやく歴史のあるスポーツ、サッカーで実現されたのでした。
「歴史的なビデオ判定」の動画
さてこのビデオ判定が初めてサッカーでも導入され、早速その威力が発揮されました。
クラブW杯準決勝戦、鹿島アントラーズはさすが南米代表ナシオナル・メデジンに押されぎみの展開で始まりました。ま、だいたい苦しい試合になることは予想はしていましたが、前半30分西が倒されたプレーを巡り、遂にビデオ判定の時がおとずれたのでした。
審判はこのビデオを見て、PKと判断したのです。
そのビデオ判定動画がこれ
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歴史的なビデオ判定 pic.twitter.com/CY8fpqoGGh
— UG (@soccerugfilez) December 14, 2016
画面の右端に注目してください。端っこ過ぎて途切れていますが、セットプレーの際、ナシオナル・メデジンの選手に西が倒されているのが分かります。
これで得たPKのチャンスを土居がしっかり決め、鹿島アントラーズがまさかの先制。
後半38分に遠藤、40分に鈴木もゴールを奪い、結局鹿島アントラーズが、クラブワールドカップ日本勢初の決勝進出を決めたのでした。
最後に
正直まさか南米代表コロンビアのナシオナル・メデジンに、鹿島アントラーズが勝てると思ってみませんでした。
やはりビデオ判定って大事ですよね。ビデオ判定がもし以前からあったら、結果が違っていたかもしれない試合はたくさんあったと思います。
18日の決勝戦、もしかしたら優勝もありうるかも。
以上、鹿島アントラーズの「歴史的ビデオ判定」動画!クラブW杯2016決勝進出、という話題でした。
鹿島アントラーズ準優勝に、海外の反応は?
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