四大陸フィギュアスケート選手権2017が、2月15日から韓国で開催されます。
アフリカ、アジア、アメリカ、オセアニアの国出身のフィギュアスケーターたちが競い、グランプリシリーズとは違った雰囲気がありますよね。
今年の四大陸選手権2017では、日本からは三原舞依選手、樋口若葉選手、本郷理華選手、羽生弦結選手、宇野昌磨選手、田中刑事選手などが出場します。
四大陸選手権2017の試合日程、日本人の出場選手一覧と、注目の選手、テレビ放送予定と、ずばり、結果予想や見どころもまとめました。
四大陸選手権2017の試合日程
韓国の江陵市にある江陵アリーナで、今年の四大陸フィギュアスケート選手権2017が行われます。
江陵市は日本海に面しているので、今はもちろん寒いですが、夏になると海水浴の客でにぎやかになるそうです。
【男子シングル】
ショート: 2月17日(金)午後5時45分〜9時41分
フリー: 2月19日(日)午前11時〜午後3時7分
【女子シングル】
ショート: 2月16日(木)午後6時30分〜9時44分
フリー: 2月18日(土)午後6時〜9時47分
【ペア】
ショート: 2月16日(木)午後2時45分〜6時47分
フリー: 2月18日(土)午後2時〜4時51分
【アイスダンス】
ショートダンス: 2月16日(木)午前11時〜午後1時27分
フリーダンス: 2月17日(金)午後1時30分〜午後4時17分
【エキシビション】
2月19日(日)午後5時30分〜8時
出場選手
男子シングルには26名、女子シングルには23名、ペアには15組、アイスダンスには16組のフィギュアスケーターがエントリーしています。
日本人選手と、注目の選手を紹介します。
日本人選手一覧
【男子シングル】
宇野昌磨
羽生弦結
田中刑事
【女子シングル】
本郷理華
樋口新葉
三原舞依
【ペア】
須藤 澄玲/フランシス・ブードロー=オデ
須崎 海羽/木原龍一
【アイスダンス】
平井絵己/マリオン デ・ラ・アソンション
村元哉中/クリス・リード
注目の海外選手
【男子シングル】
パトリック・チャン(カナダ)
金博洋(中国)
閻涵(中国)
ジェイソン・ブラウン(アメリカ)
ネイサン・チェン(アメリカ)
ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)
【女子シングル】
ケイトリン・オズモンド(カナダ)
李子君(中国)
エリザヴェート・トゥルシンバエワ(カザフスタン)
マライア・ベル(アメリカ)
カレン・チェン(アメリカ)
長洲未来(アメリカ)
【ペア】
メーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード(カナダ)
リュボーフィ・イリュシェチキナ/ディラン・モスコビッチ(カナダ)
カーステン・ムーア=タワーズ/マイケル・マリナロ(カナダ)
彭程/金楊(中国)
隋文静/韓聰(中国)
于小雨/張昊(中国)
ヘイヴン・デニー/ブランドン・フレイジャー(アメリカ)
アレクサ・シメカ・クニエリム/クリス・クニエリム(アメリカ)
【アイスダンス】
テッサ・ヴァーチュ/スコット・モイア(カナダ)
ケイトリン・ウィーバー/アンドリュー・ポジェ(カナダ)
マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ(アメリカ)
マディソン・ハベル/ザカリー・ダナヒュー(アメリカ)
マイア・シブタニ/アレックス・シブタニ(アメリカ)
テレビ放送日程
四大陸フィギュアスケート選手権2017は、フジテレビ系列で男女シングルが生中継されます。
韓国と日本では時差が無いのがいいですね。
これが北米とかヨーロッパとかで行われたら、現地時間は日本の真夜中とかだったりしますから。
テレビ放送予定は
- 2月16日(木) 夜8時〜夜9時54分
女子ショート - 2月17日(金) 夜7時57分〜夜10時9分
男子ショート - 2月18日(土) 夜9時〜夜11時10分
女子フリー - 2月19日(日) 夜7時〜夜8時54分
男子フリー
髙橋大輔さんが生中継ナビゲーターとして、生中継だからこそ伝わる会場の緊張感を、お茶の間に届けてくれるでしょう。
また解説は、荒川静香さんと本田武史さんです。
この二人の解説は、とても的確で分かりやすいので、フィギュアスケートについてよく分からない人でも、きっと楽しんで試合を見ることができるでしょう。
結果予想と見どころ
男子シングルでは、全米新王者のネイサン・チェン選手が、勢いそのままにどこまでこの四大陸選手権で暴れまくるかが、一番の見どころです。王者羽生弦結選手にどこまで迫ることができるか。また今季好調で、ネイサン・チェン選手と同世代のライバル宇野選手は、ネイサン・チェン選手より表現力では勝っています。そしてネイサン・チェン選手と同じように、4回転を跳びまくる金博洋選手との直接対決。ベテランのパトリック・チャン選手には、若さと勢いで追い越すことができるのか。
個人的にはアメリカのジェイソン・ブラウン選手が好きです。表現力は抜きん出ていて、あの中世的なところが、氷上のりゅうちぇるです。お国は違っても、仕草がよくにています。
女子シングルは、今季絶好調のカナダのケイトリン・オズモンド選手に注目です。そこに樋口若葉選手がどこまで迫るか、見どころ。今季日本で最も勢いがあるといえば三原舞依選手ですが、表現力ではまだ劣るので、ジャンプなどのエレメンツをしっかり決めて得点を稼ぎ、経験をしっかり積んでほしいです。
全米新女王のカレン・チェン選手も、全米選手権で初優勝した勢いそのままであれば、十分怖い選手です。こういう若くて怖いものなしの選手が、一番怖い。
ペアでは、昨シーズンの世界選手権優勝のメーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード組(カナダ)、準優勝の隋文静/韓聰組(中国)の直接対決が見どころです。隋文静/韓聰組は、今シーズンのグランプリファイナルを棄権しましたが、この四大陸選手権では万全な状態で挑んでほしいですね。
ペア大国の中国からもう一組、于小雨/張昊(中国)組は、グランプリファイナルでは2位という好成績。この勢いのまま、四大陸選手権での活躍を期待しますね。
最後にアイスダンス。
やはりバンクーバー五輪金メダリストのカナダのテッサ・ヴァーチュ/スコット・モイア組が、この大会の中心になるでしょう。
そこへアメリカ勢がどこまで迫るかが、一番の見どころです。
また同じカナダからケイトリン・ウィーバー/アンドリュー・ポジェ組も、実力は十分あります。ケイトリン・ウィーバー選手の大人の女性の演技に、私はシビレルのですが、四大陸選手権でも、”色”を魅せてほしいです。
最後に
四大陸フィギュアスケート選手権は、4月に行われる世界選手権前の、最後の大きな国際大会です。
フィギュアスケートシーズンが、終わりに近づいていると思うと、ちょっと寂しいですね。
以上、四大陸フィギュアスケート選手権2017、試合日程とテレビ放送予定、出場選手と結果予想や見どころについてでした。