又吉直樹さんが、芥川賞受賞作「火花」に続く新作「劇場」が、3月7日発売の文芸誌「新潮」で発表されます。
「劇場」は又吉直樹さんの処女作である「火花」以来の2作目で、どんな内容なのかあらすじだけでなく、その物語りの感想も気になりますよね。
さて、芥川賞を受賞した「火花」の売上部数はいくらだったのか、「劇場」はそれを超えることができるでしょうか。
今回は又吉直樹さんの新作「劇場」に注目したいと思います。
「劇場」のあらすじは?
又吉直樹さんの処女作である「火花」が、芥川賞を受賞したのは、2015年7月でした。
芥川賞にノミネートされただけでも驚きでしたが、まさか本当に受賞するとは、もっとビックリでした。
あれから既に約1年半が経ち、又吉直樹さんファンだけでなく、小説好きな人達は、きっと首を長くして、新作を待ちわびていたことでしょう。
しかし小説ってそんなにしょっちゅう頻繁に書けるものではないでしょう。
しかも芥川賞のような大きな賞を獲得した後ですから、それなりにプレッシャーもあったでしょうし、休息も必要だったでしょうし、芸人としての活動も忙しかったでしょうし。
そしてここにきて、ようやく新作「劇場」が仕上がったとの朗報が。
あらすじについてはこれから詳細がもっと分かってくるでしょうが、恋愛小説だそうです。
しかも「火花」が原稿用紙260枚だったのに対し、「劇場」は300枚を超える長編小説なんだとか。
こんなに多くの原稿を書いていたのは、6畳一間で風呂なしエアコンもなしの都内の築30年のアパートで、売れる前食べるのに困った
時代を忘れないために、贅沢はせずストイックな生活をしているんだとか。
「悩んでいるのは文学性と大衆性の両立だ。文学に関心のない若者たちに読んでもらえるのはどんな作品なのか。睡眠時間を極限まで減らして考える日々…。」
とスポーツ報知が報じているように、新作「劇場」は恋愛小説として、若者にも読んでもらえるような内容なのでしょうね。
ということは、あまりにも文学的にならず、大衆性も踏まえたあらすじであると推測されます。
私のような一般人にも分かりやすいあらすじで、共感できる部分が多いのでは?と期待します。
「火花」の売上部数と印税を超えるか!?
又吉直樹さんの第一作「火花」は、芥川賞を受賞したこともあり、売上は伸びに伸びて、250万部という結果。
新作「劇場」が発表されれば、その塁上効果で「火花」が再び注目され、また売上が伸びると予想されます。
そして283万部という売上部数がもたらした「火花」の印税は、いくらなのでしょうか。
本の印税は、定価と部数を掛けたものの10%だそうです。
「火花」の定価は1296円で、売上部数が283万部ですから、販売総額は、36億6768万円。
その10%は、およそ3.67億円となります。3億を超える印税。
すごいですね。
さて又吉直樹さんの第二作「劇場」が、3月7日に「新潮」で発表され、それが文庫本化し、売上を伸ばしていくとして、この283万部という部数を超えるかどうか。
個人的には十分可能性はあると思います。
注目度は抜群ですし、又吉直樹さんも2作目はとても苦労されたようで、その分内容に妥協は無いでしょう。
しかも2月26日夜9時からドキュメンタリー「又吉直樹 第二作への苦闘(仮)」がNHKで放送され、2作目に取り組む又吉直樹さんが悪戦苦闘しながら新作「劇場」を書き上げていく様子が映し出されます。
また同日夜11時から、ドラマ版「火花」もNHKで毎週日曜日に放送されるようで、これだけのお膳立てがあるわけですから、話題性は抜群です。
恋愛小説とうあらすじで、内容と完成度がこの話題性に伴えば、「火花」を超える可能性は十分に考えられます。
最後に
大ヒットした映画のパート2って、何となくがっかりすることが多くないですか?
おそらく期待数値がマックスで2作目を見るから、その期待値まで到達しないと、満足できないのでしょう。
それと同じで、私たちは、又吉直樹さんの新作「劇場」にものすごい期待をしていると思います。
だからこそ、又吉直樹さんもずいぶん悩んだようで。
とにかく温かい目で、そして真っ新な気持ちで、又吉直樹さんの第二作「劇場」を楽しみましょう。
そして「劇場」についてのみんなの感想やメディアがどう評価するのか、楽しみです。
以上、又吉直樹の新作「劇場」のあらすじは?「火花」の売上部数と印税を超えるか?という話題でした。