熊本地震の被害が大きかった益城町でのTBSの生中継で、マスコミに怒鳴った九州男児の姪っ子、友利葉月さん(twitter名)が、その裏事情を説明しました。
被災者の心情を無視したマスコミの取材に怒りを募らせているのは当然です。
この男性の姪っ子の声を聞いてみましょう。
なぜおじさんは怒鳴ったのか
この姪っ子友利葉月さんは、以下のようにtwitterで
毎日毎日こっちは1日を生きるのに必死なのに、
何回もしつこくマスコミはインタビューをしてきます。
私のいとこのお父さんがあまりにしつこいので注意したら
こうやって動画は回るし2ちゃんねるにのっています。
確かに、ガタイもいいし口が悪かったかもしれません。
でも私がボランティアをしていると、おじいちゃんおばあちゃんは、
テレビの人達どうにかしてってすごい訴えていました。ほんとに優しいいいお父さんなんです!
なのにヤクザとかいろいろ言われてショック受けてるみたいで・・・おじさんを悪く言わないで、悔しくてみんな泣いてます。
お風呂も寝てる車内も勝手に写してテレビに流すマスコミを注意しただけ
と避難所の実状とマスコミの態度を明らかにしました。
何の承諾も無しに勝手にカメラを回して、それを全国ネットで流す。
プライバシーも何もないですね。
みんなの反応は?
このマスコミの対応や、おじさんがネットで叩かれたことに対して、多くの人が姪っ子よりの反応でした。
ただでさえ非日常の被災地、多くを失った悲しみやストレスで気持ちは一杯いっぱいだと思うのです。
それなのにマスコミの容赦ない取材、しかも承諾を得ないで。
このおじさんに対して、「よくマスコミに言った、しかも生中継で」
という称賛のような声もあります。
友陣もハリケーンカトリーナで被害に遭いました。
取材陣は全米からだけでなく、世界中から集まっていましたから、それはそれは膨大な数でした。
ある日本からの取材陣に「疲れた」と応えた避難所の被災者は、もしかするとマスコミの態度に疲れたと言ったのかもしれませんね。
今思えばそうだったのではと思います。
避難所に集まった膨大な数の人たちは、相当なストレスで、毎日喧嘩が絶えないようでした。
そういう喧嘩の結果だと思うのですが、避難所で死人も出ました。せっかくこの大災害を生き延びたのに、争い事で命を落としたのです。
それが日本とアメリカの違いかもしれませんね。
ハリケーンより地震の方が何の前触れもなくやってくるので、ある意味被災者のショックは大きいと思うのです。
ハリケーンや台風は事前に分かる分、準備できますから。
最後に
確かに言論の自由とかあるかもしれませんが、避難所暮らしの人たちの心情を読み取ったマスコミの取材が必要でしょう。
私たちは、別に被災者の車内を見たいとは思っていませんから。