濱田美栄コーチの門下生から、3Aトリプルアクセル+3Tトリプルトーループの大技を何度も決めるという天才スケーター紀平梨花(きひらりか)選手が出現。
今年からジュニアに上がる紀平梨花選手をクローズアップします。
紀平梨花のwiki
紀平梨花選手は、2002年7月21日生まれ、兵庫県宇都宮市出身の現在14歳の中学2年生です。
5歳の頃から姉の影響でスケートを始め、2014年より濱田美栄コーチの指導を受けています。
濱田美栄コーチの門下生になるまえは、大阪スケート倶楽部に所属していましたが、現在は濱田美栄コーチの教える関西フィギュアスケートクラブです。
このクラブには、宮下知子選手や本田真凛選手など、実力のある選手がたくさんいて、濱田美栄コーチの指導の下で練習に励んでいます。
2015年全日本ノービス選手権(ノービスA)で優勝。
得点は100.53点と100点を越えています。
これはノービスの選手にとってはすごい得点で、2シーズン前に樋口新葉選手が初めて全日本ノービス選手権で100点を越えました。
つまりそれまではどのノービス選手も達成できなかったスコアだったのです。
3Aトリプルアクセルと技術面
紀平梨花選手は身体能力が高く、昨シーズンからトリプルアクセルに挑戦していたそうです。
2015年全日本ノービス選手権から2週間後の第64回全兵庫フィギュアスケート選手権大会で、トリプルアクセルに挑戦し、転倒はしたのの、なんと3Aと認定されたのです。
つまり跳びきってからコケたということです。
ちなみに浅田真央ちゃんは、2003年13歳のときに中部予選で3A+2Tを決めています。
紀平梨花選手は、この兵庫大会では単独の3Aでしたが、なんと29日の全日本ジュニア強化合宿では3A+3Tという超大技を4度も決めたのでした。
これは男子並みでの難しい大技で、日本スケート連盟小林強化部長でさえ、「女の子でも跳べるんですね」と言うほど。
この大技が試合で決まれば、女子では世界初の快挙となります。
紀平梨花選手のジャンプは、スピードを落とさないでそのまま跳ぶので、ジャンプにスピードがあり、回転軸もしっかりしているので、加点がしっかり貰えます。
ジャンプだけでなくスピンも高速で軸がぶれないので、見応えがあります。
技術面では抜群で、昨年の全日本ノービス選手権のスコアをみると、技術点は抜きん出ているのが分かります。
表現は?
紀平梨花選手の昨シーズンの演技を見ていると、表現力はこれからだな、数々の大会で優勝したのは、やはり技術点が全体点を釣り上げたのだな、と思いました。
いかにもノービスの選手ですといった、手の振り。
要するに手を振っているだけ。
しかし今月に行われたDream on Iceで滑る紀平梨花選手は、去年と同じ選手?と目を疑うほど、表現力が向上していたのです。
このアイスショーを解説した、荒川静香さんですら、「腕の使い方がいい」と褒めていました。
昨シーズンの腕を振り回しているだけに見えたのに、今年は型の可動域が広がり動きが大きくなっているので、体全体を使っているように見え、大変見応えがあるのです。
メリハリといいますか、ちゃんと音楽に合わせて溜める瞬間、流れる動き、そんな静と動がある演技になっています。
もちろん紀平梨花選手の一番の持ち味であるスピードが、演技全体をダイナミックにしているので、見ていて飽きません。
今シーズンは、表現力などを表す演技構成点も期待できそうですね。
最後に
西宮市にある「宮川接骨院」に通っているの世代はまさに戦国時代ですね。
素晴らしい選手が次から次に出てきます。
濱田美栄コーチの下で、トリプルアクセルを決め、ジュニアの大会で素晴らしい成績を残してほしいですね。
紀平梨花選手は西宮市にある「宮川接骨院」に通っているという情報もあり、怪我だけはしないで、このまま成長していってほしいです。
以上、濱田美栄コーチからまた天才スケーター出現、トリプルアクセルを決める紀平梨花選手についてでした。