安倍晋三首相が1月24日の国会答弁で、
「訂正でんでんというご指摘は全く当たりません」
と発言し、これは「云々」という漢字の味方を誤って「でんでん」と読んだのでは?と指摘されています。
「云々」の正しい読み方は「うんぬん」なのですが、一国の長である安倍晋三首相が本当にこんな初歩的ミスとも言える言い間違いをしたのか、動画と共に検証しました。
安倍晋三首相のでんでん動画
1月24日に行われた施政方針演説中に、安倍晋三首相が
「訂正でんでんというご指摘は全く当たりません」
と発言。
この発言中も直後も、国会では静かに安倍晋三首相の演説を聴いていただけで、誰も間違いに気づいた様子はありませんでした。
ただ単に聞き流されただけなのか、誰も聴いていなかったのか。
50:50頃から、その問題の「でんでん」発言が聴けます。
この動画を視る限り、確かに安倍晋三首相は、「訂正でんでん」と言っているのが分かります。
やはり間違い?「云々」の読み方は?
安倍晋三首相が「訂正でんでんという〜」と発言して、「でんでん」という言葉が存在するのか調べると、大辞林辞書には、
- 太鼓や三味線、鼓の音を表すことば
- 太鼓のこと
- 義太夫節のこと
とあります。
実際の使われ方としては、「でんでんと太鼓を打つ」のように言います。
この大辞林辞書にある「でんでん」の定義を、安倍晋三首相の施政方針演説に当てはめると、全く意味が通りません。
つまり安倍晋三首相は、「訂正云々という〜」と書き記されているのを、「訂正でんでんという〜」と読み間違えたと言えるでしょう。
では「云々」の正しい読み方は何かというと、
「うんぬん」
です。
みなさんご存知かと思いますが、一応はっきりさせておきました。
「うんぬん」ってよく使いますよね。
大辞林辞書には、
- 引用文や語句のあとをぼかしたり省略するときに用いる語
- あれこれ議論したり批評したりすること
- 詳細をぼかしたり、伏せたりするときに用いる語
- 上に述べたことが引用や伝聞であることを示す
以上の定義から、安倍晋三首相は
「訂正うんぬんというご指摘は全く当たりません」
というのが正解だったのでしょう。
最後に
一国の総理大臣でも、こんなミスをするんだと思ったら、安倍晋三首相に対し急に親近感が沸いてきました。
「云々」を「でんでん」と読んだところで、施政方針の趣旨が大きく変わることはないので、小さなミスですが、安倍晋三首相が間違えたことによって、私自身勉強になりました。
以上、安倍晋三首相、国会答弁で「云々」を「でんでん」と読み間違える、という話題でした。