社会・経済

熊本県に震度7の地震 阪神大震災の経験から学んだこと

4月14日21時26分頃、熊本県を中心に震度7の地震が発生しました。マグニチュードは6.4で、深さは10キロ。幸い津波の心配はないそうです。
阪神淡路大震災を経験した者として、役に立てたらと思い、震災時のことを書こうと思います。

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冷静な状況の判断と把握

阪神淡路大震災が起こったのは1995年で、今とは違い携帯やインターネットも普及していませんでしたから、とにかく正しい情報を得ることが、何より先決でした。
今はスマ歩やインターネットで簡単に情報が簡単に入るとはいえ、膨大な情報量な分、返って混乱してしまうかもしれません。
そうならないように、信頼できるサイトから情報を得るようにして、デマや憶測でものを言っている情報に惑わされないでほしいです。
とにかく状況を把握するには、正しい情報の収集が必要です。

余震に備える

大きな地震のあと、余震が怖いですよね。阪神淡路大震災のときも、余震に悩まされました。何度も何度も余震が来るので、最終的には少々の揺れでは驚かなくなりましたが。
それでもどのくらい大きな余震が来るか分かりませんから、準備だけはしておいた方がいいです。

阪神淡路大震災のときでも、最初の地震では壊れなかったが、余震でついにダメになった、なんて話をちょこちょこ聞きました。それは家屋の壁だったり、部屋の本棚や台所の棚だったり。
余震を侮ってはいけないと、そのとき思いました。

これらが物語ることは、最初の揺れでなんともなかった本棚が、余震で倒れたり、並べてあった本や物が落ちてきたりするということです。
そういった家具があるのなら、余震に備えて何とかしたほうがいいです。

救助を冷静に待つ

緊急時だから、つい食料は?水は?と思いがちです。メディアも飲料水の確保を、と言っていますが、実際は救助が何とかしてくれます。
むしろパニックになって食料や水の確保に走り回ることの方が、危ないと思います。こういった行動は連鎖します。つまりパニックがパニックを呼ぶのです。
それに人間一日何も食べなくても、絶対に死にません。
日本の政府がきっと何かしてくれますから、冷静に救助を待つことが大事です。

阪神淡路大震災のときは、大都市部に大震災が起こったことが久しくなく、対策がとても悪かったのですが、日本の政府も学んで、個人的には以前に比べたら対策がきちんと取られていると思います。
100点満点とは言えませんが、以前よりはずっとマシです。ちゃんと過去から学んでます。

ですから、何度も言いますが、パニックにならず、救助が来るのを冷静に待つことが大切です。

家族と対策を練る

余震は続きますから、家族と連絡を取り、今後どうするか話し合うことが大事です。数ヶ月後とか1年後の今後ではなく、向こう1〜2週間くらいの緊急期間ことです。
とりあえず、どうするか、を話し合うのです。震災時は、家族がこれほど大事だと思うことはありません。

以上が、阪神淡路大震災のときの個人的体験から学んだことでした。
何かの役に立ててもらえたら幸です。

皆様のご無事を、心からお祈り申し上げます。

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