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タカアシガニ、美味しいのにメジャーになれないある理由とは?

   

巨大なタカアシガニが岩手県宮古で水揚げされたそうだ。実に大きく全長約3メートルもあるそうだ。人間と比べると本当にその大きさが分かる。春の使者ということで、東北地方にもようやっく春の知らせである。友陣が今まで食べたカニで一番大きなものは、キングクラブだ。その名のごとくキング級。今回は大きいカニということで、タカアシガニをキングクラブと比べながら、春を告げるタカアシガニの不思議と、そして何だかハッピーな意味合いを持つにもかかわらず、いまいちメジャーにもキング級にもなれない理由をご紹介したい。

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まず大きさ、見た目

昨日岩手県宮古で水揚げされたタカアシガニは、足を広げた状態だと3メートルを越えるという。これはタカアシガニの中でも大きい部類に入るらしく、水揚げされたその巨大なタカアシガニに多くの人が驚き、カメラのシャッターをきったとか。それくらいの大きさのは重さ13キロくらいはあるらしい。通常は1メートルちょっとくらい。英語名はJapanese spider crabというだけあって、クモのような見た目である。甲羅の横に足が左右に伸びていると言うより、四方八方に広がっている。

spider_crab

一方のキングクラブはキングというだけあって、かにの王様である。レッドキングクラブならちょっと値段がはるが、見た目は赤くとても美しい。大きさは1.8メートル弱で、甲羅が小さくて足が長く、まるで頭が小さく足が長い西洋人だ。刺のように突き出ていて、手で割って食べるにはちょっと危険。

気になるお味は?おいしいの?

キングクラブははっきり言ってまずい。見た目のゴージャスさに比べその味の品素なこと、そのギャップで大変がっかりする。身がパサパサしていて、透明なビニール袋を噛んでいる感じ。カニ酢に付けて食べるにはあまりにもさっぱりし過ぎていて、アメリカ人のように溶かしバターで食べる方がおいしいかも。

タカアシガニはどうだろうか。実はズワイガニやタラバガニと同じくらい、いやそれ以上においしいらしい。ボイル・焼き・刺身と、どのように調理してもおいしいらしいのに、このタカアシガニをあまり普段見かけない。

それにはある大きな敵がいるから。その敵とは?

め、面倒くさい・・・

実はこのタカアシガニ、おいしいのですが、調理がと〜っても面倒、難しい。調理するのには熟練技が必要になってくるのだとか。というのもこのタカアシガニは、水から上げて放っておくとどんどん身溶けて水になっていくのだそうだ。身が溶ける、ちょっと怖い気もするが、とにかく溶けるらしい。だったらボイルにしたら、全部身がお湯の中に溶けてトロトロになるのではないか?と思うのだが、そこが熟練料理人の腕の見せ所である。営業秘密でもあるその技で、レストランではちゃんと調理してくれる。おもしろいのは、調理の仕方やする人によって味が変わってくることだ。

しかしなるほど、身が溶けるのなら、パック詰めにしてスーパーに何時間も置いておけない。

食べるならやっぱりレストランで、お値段は?

自分で調理が難しいので、タカアシガニを食べるなら、やはりレストランとなる。タカアシガニの刺身やカニ飯などタカアシガニを扱ったレストランのメニューを見ているだけで、おいしそう。値段は概ね一人当たり4000円から5000円は少なくとも見積もっておこう。定食ではなくコーストもなると1万近くになったりする。

最後に

カニ好きの友陣にとって、巨大なタカアシガニの水揚げのニュースはとても嬉しいものであった。ちなみに各地方でタカアシガニの呼ばれ方は異なり、高知県における「クモガニ」という呼び名が一番英語名にぴったりである。

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