卓球男子団体決勝戦で中国が勝ち、リオオリンピック銀メダルとなった日本チーム。第四試合で吉村真晴選手の相手馬龍(マーロン)選手が見せた、試合終了直後のポーズに、思わずムカっと来ました。
強かった馬龍選手について、そしてリオオリンピック卓球男子団体決勝戦を振り返ってみたいと思います。
馬龍マーロン
2016年8月時点での世界ランキング1位という馬龍選手は、1988年10月20日生まれの現在27歳。北朝鮮と国境を接する遼寧省(りょうねいしょう)出身です。
名前もマーロン、馬と龍で、名前からして強そうな選手ですよね。
リオオリンピックでは卓球男子シングルスでも金メダルを獲得しています。
水谷隼選手とは準決勝で対戦し、2-4で馬龍選手が勝利。決勝戦では予想通りの展開で、張継科選手と中国人対決となり、馬龍選手が4-0で圧勝して金メダルに輝きました。
卓球シングルスでは、中国人対決が決勝まで持ち越されるように配慮してあるのでしょうか。バドミントンもそうだったら、先日のバドミントン女子シングルス準々決勝の山口茜選手と奥原希望選手のような日本人対決がなかったでしょうに。
「リオバド日本人対決山口茜の涙に感動!奥原希望と同じ部屋に帰るの?」
馬龍選手はリオオリンピック卓球男子シングルスでは、水谷隼選手との準決勝が一番競い合った一戦だったのでは?と思います。後の試合は全く相手を寄せ付けず、確かセットも落としていません。
全く歯が立たず、中国に完敗
リオオリンピック卓球男子団体も、遂に決勝戦。相手チームは予想通り中国でした。
第1試合は世界ランキング1位の馬龍選手と丹羽孝希先取でしたが、あっさりと馬龍選手が勝ちました。あまりにもあっという間だったのと、ただただ馬龍選手の強さだけが目に入って、よく内容は覚えていません。
第2試合は日本のエース水谷隼選手が登場し、フルセットの末、許昕選手に勝ちますが、この日の日本チームはこれが唯一の晴れでした。
第3試合のダブルスも、第1セットこそ奪いましたが、気を取り直した中国ペアが残りのセットを簡単に奪います。
そして第4試合、卓球団体独特のABCXYZ方式のせいで、中国からは馬龍選手が登場なのに対し、日本は水谷隼選手ではなく、吉村真晴選手がプレーすることに。全く馬龍選手に歯が立たず、まるで大人と子供が卓球しているようでした。吉村真晴選手も気合を入れるために、声を出しますが、腹から声が出ているようには聞こえず、王者馬龍の前にビビっている様子でした。
吉村真晴選手は今年3月の世界卓球ダブルスで丹羽孝希と組み、馬龍/許昕を破っています。あの時の良いイメージが頭にインプットして挑んだとは思いますが、あまりにも実力の差がありすぎました。
馬龍の鼻につくポーズ
決勝戦第4試合で最後のポイントが入り、吉村真晴選手に完勝した瞬間、馬龍選手が見せた両方の手の平を上にして、”分かりません”のポーズを見せました。
そのジェスチャーに何となく相手チームへの敬意が払われていないようで、見ていて気持ちのいいものではありませんでした。
顔もイケメン、名前も凄くて強者であるのは確かですが、だからこそ、頭を低くしてほしいと願うのは、馬龍選手が強すぎたことに対するヒガミかもしれません。
本当の強い人って、真の王者って、頭が低いと、私は勝手に思っているので(笑)。
なので、馬龍選手の試合直後、金メダルが決定した瞬間、あのポーズは、勝利の喜びを示しているというより、自己の力を誇張しているようで、ムカッときた、というのが正直な気持ちです。
馬龍選手は他の試合でも、勝った後、卓球台に登ったとう情報もあります。元々そういう性格なのかもしれません。
分かっています。日本が負けて、ヒガンでいるだけということを・・・(笑)。
最後に
リオオリンピック卓球の全日程が終了しました。男子はシングルスで水谷隼選手が銅メダル、団体では銀メダルを獲得し、素晴らしい成績でしたね。
4年後の東京オリンピックでの活躍が、今から楽しみです。
以上、リオオリンピック卓球男子団体で日本が銀メダル!馬龍選手が最後に見せたポーズがムカつく、という話題でした。