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浅田真央フィンランディア2016低いPCSのジャッジは誰?[動画]

フィギュアスケートのシーズンが始まり、浅田真央選手の初戦、フィンランディア杯2016のショートプログラムが10月6日に行われました。

浅田真央選手は64.87点で、ロシアのアンナ・ポゴリラヤ選手に次ぐ2位につけていますが、PCSプログラムコンポーネンツスコア演技構成点にとんでもなく低い点を出したジャッジJ6がいます。

浅田真央選手のショートの動画と共に、この低過ぎるPCS演技構成点を出したジャッジNo.6は誰なのか、まとめました。

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3Aトリプルアクセルを封印

遂に浅田真央選手の初戦、フィンランディア杯が始まりました。公式練習ではジャンプの調子がいまひとつだったとかで、ショートプログラムにはトリプルアクセルも3+3の連続ジャンプも入れないことを、早くから決めていたようです。

高難度のジャンプを封印した演技構成で挑んで、どこまで点が出るかが注目でしたね。

で、浅田真央選手の今シーズンのショートプログラムは、バレエ音楽「火祭りの踊り」で、迫力あるピアノの音色に、浅田真央選手の躍動感あるスケートがぴったり。

1秒たりとも止まらない動きのスケートは、去年に増してスピードがあり、見入ってしまいます。もちろん動きに強弱はありますが、とにかく3分間動き続けているという感じ。スピードは落ちることなく、あっという間の3分間のショートプログラムでした。

黒い衣装でまとめて、真央ちゃんすっかり大人になったなぁ、なんて思ったりして。

浅田真央選手フィンランディア杯ショート動画

ジャンプは、ダブルアクセル、トリプルフリップ+ダブルループ、トリプルループといつもの内容でした。

プログラム最後にあるステップは、これで終わるのか、終わらないのか、まだ続くのか、そんな見ていて意外な動きの連続でした。

衣装も音楽も、2010年バンクーバーオリンピックのフリープログラム「鐘」を彷彿させるものに見えたのは、私だけでしょうか。

低過ぎるPCS演技構成点を出したジャッジは誰?

PCS演技構成点が高過ぎる、低すぎるとは、フィギュアスケートが採点競技である限り、いつも議論されることがらです。

ジャッジも人間。主観が入って当然ですが、たとえば10点満点で、他のジャッジは8点などころを一人3点などど極端なことは普通ありません。

しかしフィンランディア杯2016の女子ショートプログラム結果を見ると、一人極端に低い点を出しているジャッジがいます。

例えば浅田真央選手のショートプログラムのPCS演技構成点。8人のジャッジが採点しました。

項目 J1 J2 J3 J4 J5 J6 J7 J8
スケーティング 8.25 7.25 8.25 8.50 8.75 6.75 8.00 7.75
つなぎ 8.25 8.00 7.75 7.50 8.25 6.50 7.50 7.75
演技 8.50 8.25 8.50 7.75 8.50 6.75 7.75 7.50
振り付け 8.50 8.00 8.00 8.50 8.75 6.50 7.75 8.25
音楽の解釈 8.50 8.25 8.50 8.75 8.75 6.75 8.00 8.00

浅田真央選手のPCS演技構成点は32.32点。J6、ジャッジNo.6が、極端に低い点を出しているのが分かります。

このショートプログラムには6人のジャッジが採点していて、ジャッジNo.6は、オーストラリアのPeter Rankinという人物です。今の採点システムになる前、6点満点の旧採点システムの時代から、フィギュアスケートの国際大会でジャッジやレフリーをしています。

ちなみにPeter Rankinは、女子ショートプログラムの直前に行われたペアのショートプログラムでも、ジャッジを務めていました。ここでは、ジャッジNo.1として。もちろん他のジャッジより低い点数です。

PCS演技構成点だけでなく、Peter Rankinは技術評価点も低いんです。

私はてっきり、6人のジャッジの評価は、ランダムに得点表に表示されるのだと思っていました。だから、ジャッジNo.6のPeter Rankinの点数は、必ずしもどの項目でも左から6番目に表示される、というわけではないと思っていました。現在の採点システムでは、ジャッジの自由度を守るため、そういうふうになったんじゃなかったの?

しかし、採点表を見ると、J6の点だけ極端に低く、一貫性があるので、ジャッジNo.6として名前のあるPeter Rankinがこの点を出したのは、間違いないと思います。

最後に

少なくともPeter Rankinは、特定の選手にだけ低い点数を出したわけではなく、全員に低い点数を与えているので、その点では、平等かなと思います。

しかしジャッジの評価があまりにバラバラでは、選手としては困惑してしまいますし、次の試合にどうつなげていけばいいのか分かりません。いくら採点競技で、ジャッジの主観や好き嫌いが入りやすいといっても、これでは困りますよね。

まあ、Peter Rankin以外のジャッジはだいたい同じ点数の範囲なので、そちらを参考にすればいいかと。

ちなみにPeter Rankinはオーストラリアのジャッジで、オーストラリア選手権では、極端に低い点というわけではなく、他のジャッジと同じような点数を出しているんですけどね。

以上、浅田真央選手フィンランディア杯ショート2位!低過ぎるPCS演技構成点を出したジャッジは誰?という話題でした。

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