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世界フィギュア パトリック・チャンが勝つための3つのポイント

      2016/03/30

もうすぐ世界フィギュアスケート選手権がボストンで開催される。今年も強豪ぞろいであるが、その中の注目選手の一人で羽生選手の最大のライバルになるであろうパトリック・チャン選手。昨シーズンは完全休養にあてていたし、その前のオリンピック直後の世界選手権は辞退したので、この世界選手権は実に3年ぶりの出場である。休養明けのシーズンで一番大きな大会である世界選手権で、完全復活なるか。そのためのポイントを探ってみた。

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4大陸選手権優勝の流れをそのままに

先月中国で行われた4大陸選手権で優勝したパトリック・チャン選手。フリープログラムでの逆転優勝で、あの圧巻の演技には誰もが完全復活を確信したことだ。完全休養から復帰した今シーズンは、グランプリシリーズで優勝したものの、演技内容はいまひとつであった。休養明けって難しいのだろう。体力や試合感を取り戻したり、モチベーションをキープしたり。1シーズン休んでいれば、フィギュアスケート介も変化するから、それに追いつかなければいけない。正直パトリック・チャン選手は今シーズン納得できる演技はできないだろうと、友陣は予想していた。オリンピック前シーズンである来シーズンを見通して、今シーズンはとりあえず試合慣れの程度だろうと思っていたからだ。それがあの4大陸選手権のフリープログラム。本人初となる200点越えを達成したのだ。

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この良い流れをそのままキープして、世界選手権につなげることが出きるかどうか。もちろん今回はフリープログラムだけでなく、ショートプログラムも素晴らしい演技をする必要があるのだが。

最大の鬼門トリプルアクセル

パトリック・チャン選手はトリプルアクセルの成功率が悪い。キチッと3回転半回りきって氷上にピタッと下りてくる、そして加点をたくさんもらうジャンプができない。ソチオリンピックのときもショートプログラムでトリプルアクセルが完璧に決まらなかった。特にフリープログラムの後半に跳ぶトリプルアクセルの成功率は良くない。そこでフリーにはこのジャンプを一回しか入れないことが多いのだ。しかし先の4大陸選手権のフリーでは2度跳んでいて、2度とも決めて加点を多くもらっている。後半に跳んだトリプルアクセルはコンビネーションだが、きちんと決めた。これを世界選手権でも繰り返すことができれば、高得点は間違いないだろう。

4回転ジャンプをフリーで3回入れてくる選手がいるなかで、得点源のトリプルアクセル1回だけでは、今のフィギュアスケート男子で勝てない。そういった背景もあって、パトリック・チャン選手は2度トリプルアクセルを入れたのだろう。

ショートの出来栄え

パトリック・チャン選手は、今シーズンまだ納得できるショートの演技をしていない。ジャンプが決まらないようで、これでは得点は伸びない。フリーでは既に素晴らしい演技をしたので、今シーズンを締めくくる世界選手権で、納得の行くショートを披露してほしいものだ。ショートプログラムがグランプリシリーズでのような出来なら、優勝は難しいだろう。

最後に

世界選手権は、4大陸選手権とは違い、世界中から強剛な選手が集まる。4大陸選手権には出場していない羽生選手、そしてヨーロッパやロシアの選手も加わるのだ。つい何シーズンか前まで若手のスケーターだったパトリック・チャン選手だが、既に25歳。フィギュアスケートでこの年齢なら、既にベテランと言える。個人的に、ベテランの年齢層の選手をつい応援してしまうのであった。

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