世界フィギュアスケート選手権2日目。ショートを滑り終えてホットした表情をする浅田真央選手だが、内容は全く納得のいくものではなく、9位からの出だしとなった。ジャンプにミスが目立った。公式練習での彼女の様子が、そのままショートに出てしまった形だ。
全くキレなし
ボストンに入って好調と伝えれていたトリプルアクセルは失敗。勢いにのることなしに、スピンも何となくポジションとりが不安定に見えた。特にコンビネーションスピンでは、一つのポジションで最低2回スピンしなければいけないが、きちんと回った?というスピンのポジションがいくつかあった。連続ジャンプはトリプルフリップからなんとかダブルループを繋げたが、多分トリプルの予定だったと思われる。フリップ着地が安定しておらずトリプルを跳ぶだけのスピードが無かった。
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得意のループさえ
浅田真央選手の得意のジャンプはループジャンプだ。上下の動きを得意とするスケーターはループジャンプが得意である。幅で跳ぶスケーターはこのジャンプはあまり得意ではない。そんな浅田真央選手の得意ジャンプでさえ、今日のショートでは決まらなかった。着地の際、何とか片足でバランスを保って踏ん張るのが精一杯であった。
体が重そう
前日の公式練習の模様を友陣は、浅田真央選手の体つきの変化に伴って、動きと表情がいまひとつパットしない、と書いた。
本人も「いい日と悪い日がある」と言っていたが、今日はその悪い日だったのであろう。マスコミは浅田真央選手が公式練習でトリプルアクセルを8回跳んで全て成功させたことから、好調のように伝えたが、曲をかけた練習の浅田真央選手の表情は、好調のようには見えなかった。ましてこの大舞台。休養明けの彼女にとって、2年ぶりの世界選手権である。
明後日のフリーでは、どこまで調子を取り戻せるだろうか。経験の豊富な浅田真央選手なら、きっとできる。